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Windows の SSH サーバ FreeSSHd と Powershell Server

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Windows で動作する ssh サーバ は,Openssh を cygwin で動かす例が多く紹介されているが,設定が大変だし,気を付けないとセキュリティホールになるらしい。ネットで探したら無償で使えるソフトが2種あった。

Powershell Server
MS のTechNet マガジンでも紹介されている。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/magazine/ff808410.aspx
有償製品だが無償提供版があり,1コネクションのみの制限がある。

FreeSSHd
IBM のSupportサイトでもインストール方法がアップされている。
Install and configure SSH server (PDF) - Support - IBM

シェル: powershell server はpowershell,freesshd はコマンドプロンプト。
接続ユーザー: powershell server はWindowsユーザー,freesshd は専用ユーザーが作成できる。

FreeSSHd をインストールして実行すると,アイコンがタスクバーに表示されるので,右クリックでsettingを選択する。
SFTP タブのSFTP home path を適当なフォルダに変更する。
image

User タブで,ユーザを追加する。Authoraization をPublic Key(SSH only)にすると公開鍵による認証になり,クライアントのユーザーは秘密鍵を使ってパスワード無しでアクセスできるようになる。
パスワードによる認証にする場合は,password stored as sha1 hash にする。

image

winscp に付いているputtygenを使って,公開鍵と秘密鍵のペアを作る。
(マウスを四角の中で,適当に動かして乱数を発生させないとkeyができない)

image
上の枠内のテキストが公開鍵の authorized keys なので,テキストを全部コピーして,
テキストエディタに貼りつけ,ファイル名を作ったユーザ名で保存する。
保存先は,サーバの C:\Program Files\freeSSHd

image

sshuser というユーザーを作ったので,ファイル名はユーザ名と同じsshuserとする。
拡張子はつけない。

タスクバーのアイコンを右クリックで unload を選び終了し,再起動しないと設定が反映されなかった気がする。

private key (秘密鍵)も保存して,クライアントで使用する。
クライアントのwinscpではログインで,ユーザ名を入力し秘密鍵を指定する。この例では,パスワード認証ではないのでパスワードは不要。

image

設定はFreeSSHdよりPowershell serverの方が分かりやすいと思ったが,powershell serverの無償提供版は1コネクションの制限があるので,FreeSSHdを使うことにした。

 


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