Backtrack 5 から,FON2405e(Fonera Simpl)にシリアルコンソール接続して,ファームを書き換えてみた。 Backtrack 5 はubuntuベースの Linux。
シリアル接続するには,USBシリアル変換モジュールを使った。Backtrack では,何もしなくても認識する。 /dev/ttyUSB0
真ん中がUSBシリアル変換モジュールで,Fonの基板のシリアル端子に接続している。tftp でファームイメージファイルを転送するのでLAN接続している。
基板のシリアル端子の情報,ファームウェア書き換え手順等詳細は下の記事参照。
http://royalwin.blog.so-net.ne.jp/2011-12-20
(前記事ではWindowsで書き換えを行っている。準備,接続方法は同じ)
Backtrack にはターミナルソフトでは minicom が入っているが,gtkterm をインストールした。
apt-get install gtkterm
tftpサーバは,Backtrack に入っている atftpd を使う。 /tftpboot ディレクトリ内に ファームイメージファイルを保存した場合の起動コマンド。
atftpd --daemon /tftpboot
PCのIPアドレスは,10.10.10.3 にする。
ifconfig eth0 10.10.10.3 up
gtkterm の設定はFON2405e の場合 /dev/ttyUSB0 57600bps, 8bit, noneparity, stopbit1
リセットボタンを押しながら FON2405e の電源を入れる。リセットボタンは押し続ける。1,2,3 の選択リストが表示される。
Please choose the operation:
1: Boot system code via Flash (default).
2: Load system code then write to Flash via TFTP.
3: Entr boot command line interface.
reset pressed for 2 seconds
2 を入力して,1秒後に押し続けていたリセットスイッチをリリースする。
3 はフラッシュ書き込み無しで起動する場合に選択する。
tftpboot 80800000 royalwin.img [enter](作成したimgファイル)
bootm [enter]
gtkterm の最新版は gtk+3 対応しているが,Backtrack が ubuntu 10.04 ベースなので gtk+2 しかなく,コンパイルできなかった。
apt-get でインストールできたのは,gtkterm 0.99.5 だったが,debパッケージで 0.99.7 rc1 があり,Backtrack にもインストール可能だった。
メニューの serial port terminal から起動できる。
ターミナルソフトとしては,CLI の kermit, minicom,GUI の putty 等があった。
minicom の場合は,minicom –s で起動して,serial port で設定を行う。